Longan
龍眼(りゅうがん)

龍眼(リュウガン)とは?
ライチと同じムクロジ科の果物です。薄茶色の皮をむくと、半透明の白い果肉があらわれます。果肉越しに透ける黒い種が龍の目のように見えることが、名前の由来とされています。
山川園芸のハウスでは、ライチの仲間の龍眼も育てています。
実は枝先に房のようにまとまってなります。ライチより小ぶりで、皮は赤ではなく、なめらかな薄茶色です。
別名:リュウガン、ロンガン
龍眼とは
龍眼(リュウガン)は、ムクロジ科の果物です。学名は Dimocarpus longan。ライチと同じムクロジ科ですが、属は異なります。
原産は東アジアから東南アジア。中国南部、ベトナム、ミャンマー、フィリピンなどに分布します。
名前は中国語の「龍眼」に由来します。果実の中に、目のような黒い種子があることから名づけられたとされています。種は丸くて漆黒、つけ根に円い白い斑があり、それが目のように見えます。英語でも Dragon's eye と呼ばれます。
実の大きさは直径2.5cmほど。果皮は薄い革質で、ライチよりなめらかです。生のまま食べるほか、乾燥させたものやシロップ漬けにも加工されます。
国内の記録としては、石垣島にある試験園で、開花は3月ごろ、収穫は7月から8月ごろとされています。山川園芸での収穫の時期は、確認でき次第お伝えします。
枝先に、房になって
山川園芸で撮った写真です。細い枝の先に、薄茶色の実がいくつもまとまって下がります。



龍眼の特徴
- 分類
- ムクロジ科(ライチと同じ仲間)
- 別名
- リュウガン、ロンガン
- 原産
- 中国南部〜東南アジア
- 皮
- 薄茶色で薄く、手でむける
- 果肉
- 半透明の白
- 種
- 黒くて丸い種がひとつ。食べない
龍眼とライチの違い
龍眼とライチは同じムクロジ科の果物です。皮をむくと半透明の白い果肉があらわれ、中に種がひとつ入っている——という作りはよく似ています。
違いが分かりやすいのは見た目です。ライチの皮は赤く、表面にごつごつとした突起があります。龍眼の皮は薄茶色で、表面はなめらかです。大きさも、龍眼のほうが小ぶりです。
| 比べる項目 | 龍眼 | ライチ |
|---|---|---|
| 分類 | ムクロジ科 | ムクロジ科 |
| 皮の色 | 薄茶色 | 赤〜赤紫 |
| 皮の表面 | なめらか | ごつごつした突起 |
| 大きさ | 丸く、直径2.5cmほど | 卵形で、長さ3〜4cm |
| 果肉 | 半透明の白 | 半透明の白 |
| 種 | 丸く漆黒の種がひとつ | 茶色い種がひとつ |
| 皮のむき方 | 手でむける | 手でむける |
龍眼の選び方・食べごろ
龍眼は、木から外すとそれ以上甘くなりません。樹の上で完熟させてから収穫する果物です。甘さは、枝から外す前に決まっています。
追熟を待つ必要はないかわりに、買ってから甘くなることもありません。手に入れたら早めに召し上がってください。
- 追熟しないので、しっかり熟したものを選びます。
- 果皮は薄いので、割れているものや傷んでいるものは避けます。
- 房から外れた実より、枝についたままのほうが乾きにくく保ちます。
龍眼の食べ方
皮に爪を立てると、手でかんたんにむけます。
果肉を口に入れ、中の黒い種は出してください。
冷蔵庫で冷やしてから食べるのもおすすめです。
ご注意
- 種は食べずに、取り除いてください。龍眼の種はサポニンを含み、食用にはされていません。
龍眼の保存方法
フロリダ大学の資料では、ポリ袋に入れて冷蔵庫で5〜7日ほど保存できるとされています。室温でも数日は良い状態を保つとされています。
- ポリ袋などに入れ、乾燥を防いで冷蔵します。
- 冷蔵での目安は5〜7日ほどです。
- 冷凍して保存することもできます。
龍眼の栄養成分
文部科学省の食品成分表に収載されている龍眼は、乾燥させたもの(乾)だけです。生の龍眼の値は収載されていないため、ここでは乾の値を載せています。
乾は水分が抜けているぶん、同じ100gで比べると数値が大きくなります。生のものをそのまま当てはめることはできません。
どんな栄養素が含まれているかをお伝えするためのもので、特定の効果をお約束するものではありません。
| 成分 | 100gあたり |
|---|---|
| エネルギー | 310kcal |
| たんぱく質 | 5.1g |
| 脂質 | 0.4g |
| 炭水化物 | 72.9g |
| 食物繊維総量 | 2.8g |
| カリウム | 1000mg |
| マグネシウム | 43mg |
| 鉄 | 1.7mg |
| ビタミンC | 0mg |
| 葉酸 | 20µg |
出典:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」りゅうがん(乾)(食品番号 07147)。 可食部100gあたりの値です。品種や熟し方、育った環境によって変わります。
龍眼のよくある質問
龍眼とライチの違いは?
どちらもムクロジ科の果物で、皮をむくと白い果肉と黒い種がある点は同じです。龍眼はライチより小ぶりで、皮は赤ではなく薄茶色です。
龍眼の種は食べられますか?
種は食べずに、取り除いてください。龍眼の種はサポニンを含み、食用にはされていません。
龍眼は追熟しますか?
追熟しません。木から外すと、それ以上甘くなりません。樹の上で完熟させてから収穫する果物です。
龍眼の名前の由来は?
中国語の「龍眼」に由来します。果実の中に、目のような黒い種子があることから名づけられたとされています。英語でも Dragon's eye と呼ばれます。
龍眼はどれくらい日持ちしますか?
フロリダ大学の資料では、ポリ袋に入れて冷蔵庫で5〜7日ほどとされています。冷凍して保存することもできます。
山川園芸の龍眼は買えますか?
オンラインショップで「龍眼(リュウガン) 100g」をお取り扱いしています。オンラインショップでお出ししている龍眼は、櫻井植物園で育てられたものです。
参考資料
- 国際農林水産業研究センター(JIRCAS)「熱帯・島嶼研究拠点の熱帯果樹(リュウガン・レイシ)」
- フロリダ大学 IFAS Extension「Longan Growing in the Florida Home Landscape(果皮・果肉・種・追熟・保存)」
- 文部科学省「食品成分データベース りゅうがん 乾(07147)」
数値は2026年9月13日時点で上記の資料を確認したものです。

